酷暑が緩まり秋の風を感じられるようになった頃、新たなユニットが歩き出しました。
前の盲導犬を引退させて、数日後には新たなパートナーとの共同訓練を始めました。
まだまだ前の盲導犬に対する想いがちょっぴり残っている中での歩き出しでしたが、気持ちをきちんと整頓されて、新たなパートナーとの関係づくりに望まれていました。
今回のユーザーさんはロービジョンになります。
「ロービジョン」とは日本語では「弱視」と言い、完全に失明されている訳ではなく視力が残っておられるけれど見えにくい状態の視覚障害となります。
視力が残っているとは言え見え方は様々で、中には盲導犬と歩行をしたほうがより安全に歩くことができる場合も多々あり、今回のユーザーさんはこれに当ります。
このユーザーさんは残された視力を上手く使われてパートナーにしっかり仕事をさせることができており、上手くできた時には褒め、間違いかけた時には注意を促すことができていました。
茨城県周辺にお住まいなら、このユーザーさんのことを知っている方も多くおられるのではないかと思います。
ご主人と今まで共に過ごしてきた盲導犬たちとも精力的に活動されてこられましたが、今後も新しいパートナーとさらなる活躍をされることと思います。
どこかで会われることがありました時には、心の中で「頑張って!!」とエールを送っていただけると嬉しく思います。
担当M