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新ユニット誕生

ひどかった猛暑が過ぎ外を歩くことが気持ちの良い気候になってきた頃、新たなユニットが誕生しました。

無断転載禁止(撮影:いばらき盲導犬協会)

今回のユーザーさんはお仕事を持たれているため、毎日の通勤が主な仕事になります。
徒歩と電車で会社まで通われることになりますが、訓練所時代にはあまり経験したことがないような、ある程度混み合う通勤電車の中でも落ち着いて居ることができていました。

無断転載禁止(撮影:いばらき盲導犬協会)

また、盲導犬の排泄は特殊なベルトを使用してレジ袋の中に排泄物が入るようにさせるスタイルが主流になってきており、訓練中から馴らすようにしていっています。

今回のユーザーさんはパートナーを組んでいた前の盲導犬ともこの方法を利用し、多目的トイレでさせるようにしておられました。
今回の新しいパートナーとも共同訓練中からできるだけ多目的トイレを利用して排泄をさせるようにしていたからか、地元での在宅訓練中も、以前から利用されていたどこの多目的トイレでもスムーズにやってくれました!

多目的トイレ内にて。無断転載禁止(撮影:いばらき盲導犬協会)

多目的トイレで排泄できる最大のメリットは、排泄の始末から、ご自身の手を洗うなどの衛生的な面でも全ての設備が整っているので、そこの中で完結することです(ご自身のトイレも済ませられますしね)。

今や、多目的トイレは大抵の駅や公共施設には備えられていますから、特に盲導犬たちの排泄場所を探す時に苦労をする視覚障害者に取っては利便性の良い方法だと思います。

これからも、訓練犬達には多目的トイレでスムーズにできる排泄方法をしっかり訓練し、盲導犬ユーザーになる視覚障害者の方々には共同訓練中に正しいトイレのさせ方を学んでいただけるように頑張りたいと思います。

担当M

新ユニット誕生

今年度に入って2クラスの共同訓練が終わりました。

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載はしないでください)

1クラス目のユーザーさんの地元はとてものどかで暮らしやすいですが目的地に行く時の道標が少ないため、ユーザーさんが周囲の状況をわかってないと迷ってしまう可能性があります。

今までも盲導犬と歩かれていたユーザーさんですが、以前は車で送迎していただいていたところに歩いて行ってみたいと希望されました。
初めて行く場所への盲導犬との歩行では、道順はユーザーさんが覚えて、曲がり角をどちらに行くなどを指示しながら歩きます。

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載はしないでください)

このような目的物が少ない地域を歩くために併用できるのが「視覚障害者用歩行支援アプリ」です。
ナビシステムのある地図アプリを音声で読ませて歩いている視覚障害者(盲導犬ユーザも含む)も多くおられますが、通常の地図アプリでは周囲の状況を知るのには限界がありました。

視覚障害者歩行支援アプリ Eye Navi

今年度になって公開された「視覚障害者用歩行支援アプリ」は視覚障害の現状を考慮して作成されましたので、かなり使い勝手が良くなっています。
他にも信号の色を見分けてくれるアプリなどもあり、視覚障害があっても少しでも安全に歩けるようになってきているようです。

このユーザーさんもこれらのアプリを併用して歩くことで、今まで行くことができなかったところにも二人で歩いて行けるようになり、新しいパートナーと新たなところにどんどん行ってみたいと言われていました。

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載はしないでください)

2クラス目は、ご夫婦でそれぞれの盲導犬と歩かれているユーザーさん達です。
ご夫婦一緒の職場なのですが、毎日電車と徒歩で通勤されています。
お住まいも職場も街中になり、時には満員電車に乗ることもあるようです。

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載はしないでください)

それぞれのパートナーになった盲導犬達は、満員電車に乗った経験はありませんので最初はいろいろ大変なこともあるかもしれませんが、ユーザーさん達の今までの経験を駆使して徐々に慣れていっていただければと思います。

もちろん、協会としても何か問題が生じた時にはできる限りのサポートをさせていただきます!

担当M

新ユニット誕生&今年度の盲導犬貸与終了

寒さと暖かさを繰り返した2月、多量の花粉に悩まされた3月、それぞれ1組ずつの新しいユニットが歩き始めました。
お二人とも今まで何頭かの盲導犬と歩いて来られたベテランのユーザーさんです。

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載はしないでください)

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載はしないでください)

2月のユニットは働いていらっしゃいますので、主の歩きは通勤ルートや出張に行かれる時のお供になります。

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載はしないでください)

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載はしないでください)

3月のユニットは在宅ワークをされていらっしゃいますので通勤などはありませんが、お出かけが大好きな行動派なので、いろいろなところにお供することになります。

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載はしないでください)

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載はしないでください)

季節も良くなります。
ユーザーさん達はベテランでも盲導犬達は若葉マークですので、一からの関係作りとなります。
安全には十分に気をつけていただき、新しいパートナーと歩調を合わせていくことを楽しんで歩き続けて下さい♪

今年度の盲導犬貸与が数多くできましたのも、関係団体並びに関係者の皆さまのご協力あってのものになります。この場をお借りして感謝を申し上げます。

担当M

令和4年度の盲導犬貸与事業はこれにて終了です。今回ご紹介いたしました2組のユニットを含め、今年度には4ユニットがデビューいたしました。ご協力くださった関係各所、ご支援くださったたくさんの方々に厚く御礼申し上げます。令和5年度も変わらぬご協力、ご支援を何卒よろしくお願いいたします。

新ユニット誕生!

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載はしないでください)

今年度2頭目の盲導犬ユニットが誕生しました。
寒くなったり暖かくなったりと寒暖差の激しい年末年始でしたが、ユーザーさんも盲導犬も頑張って毎日歩き続け、無事に共同訓練を終わらせることができました。

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載はしないでください)

今回のユーザーさんは少し視力が残っておられますが、天候などによっては見えづらくなることから歩行に不安を感じておられ、盲導犬との歩行を選んでいただきました。

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載はしないでください)

元々活動的な方ですので、これからも盲導犬と一緒にいろいろなところに出かけて楽しい時間を過ごしていただければ幸いです。

担当M

新ユニット誕生!

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載しないでください)

今年度1頭目の盲導犬ユニットが誕生しました。
前の盲導犬を亡くされてから半年くらいお待ちいただいておりましたが、無事に共同訓練と認定試験を終え、盲導犬&盲導犬ユーザーとしてデビューしました。
今回のユーザーさんは大変活動的な方で、認定後すぐに旅行などの予定を入れられておりましたが、旅先でも特に問題もなく楽しまれているようです。
選ばれた盲導犬もユーザーさんのニーズに応えられるよう、好奇心が強めで大概のことには動じないタイプです。
お会いした時などに旅さきでの話がお聞きできるかと思うと、私たちも楽しみです。
これからも安全に気をつけながら、どんどん出かけて行って下さい!

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載しないでください)

また、今回の盲導犬貸与につきましては、地方自治体からの助成金がない地域の方でしたが、演歌歌手の中村美律子さまのご支援により貸与させていただくことができました。
中村美律子さまは長年に渡り盲導犬育成にご尽力なさっていて、これまでにも他の盲導犬協会さまに対して40頭以上の盲導犬貸与をご支援されています。
今回、ご縁があり当協会のご支援をいただくことになりました。

撮影:いばらき盲導犬協会(無断転載しないでください)

また、その他の関係団体さまにも多大なご協力をいただけたことで、新たな盲導犬育成を成し遂げることができました。
この場をお借りして深く感謝申し上げます。

担当M

デビューのご報告

去る10月5日、1組のペアが当会から盲導犬/盲導犬使用者としてデビューしました。
前回(今年1月)は代替えの方でしたが、今回は新規、つまり初めて盲導犬を使う方でした。
盲導犬と歩くことで広がる新しい世界を楽しんでいただけたら私ども一同大変嬉しく思います。
もちろん、初めての盲導犬で戸惑うこともたくさんあると思いますが、できる限りのフォローアップをしていきます。

そして今回は、当会としては初めてロービジョン(強弱視)の方への貸与となりました。
わずかに視力は残るものの、単独で歩行できる視力はなく、安全を確保するために盲導犬のサポートが必要/有用と判断いたしました。
当会では今後、必要性/有用性が認められれば、ロービジョンの方々へも積極的に盲導犬を貸与していく考えです。

盲導犬は皆様からの寄付にて育成されています。当会をご支援くださった皆様に心より御礼申し上げます。今後とも変わらぬご支援をいただければありがたく存じます。

盲導犬「ハティ」がデビューしました

先日、いばらき盲導犬協会から盲導犬「ハティ」がデビューいたしました。
平成30年7月に「いばらき盲導犬協会」と改称し、新体制が発足して初めての盲導犬となります。
2年半の間、あたたかく見守りながらご支援くださった皆様に、心より御礼申し上げます。

ハティが活躍する場所は茨城県ではありませんが、ひたちなか市や水戸市と同じような街並みの地方都市ですので、盲導犬もユーザーさんも茨城の地でおこなったトレーニングを十二分に生かすことのできる環境です。
当会は、今回のように機会をいただければ、県外へも積極的に盲導犬を送り出していきたいと考えています。

今回の盲導犬の育成は、外部から大きなお力添えをいただき実現しました。この場をお借りして関係者の皆様には深く感謝いたします。

今後も盲導犬の安定した供給を目標に、役職員一同努めてまいります。
変わらぬご指導ご鞭撻を、どうぞよろしくお願いいたします。